『霊界』とは、どの様な仕組みになっているのか。
その仕組みについて記しています。
あなたの心の中に『霊界』は存在するのです。
先ず、霊界とはどのような仕組みになっているのか?
と言えば、一番上、遥か雲上に天国があり、そのズーット下に人間界に降りている裕福な方々ばかりの魂が暮らす集落である、魂の楽園、安らぎの世界がある。
でその少し下に故郷がある。
故郷からちょっと下にさがると山の麓にでる。
ここには、人間界に未練を残して死んで逝った方々の暮らす魂の集落がある。
更に、下にさがると殺されたり自害して目覚める薄暗い場所に入る。
ここは、所謂、殺されたり、自害して怨霊となってとり憑くことのできる場所なのだ。
その下が漆黒の闇に覆われた地獄なのである。
遥か雲上に昇ると数層に分かれた天国がある。
ここの上層階は、建物は全て黄金でできており、小鳥や蝶は云うに及ばず、牛や馬も羽が生え空を飛び交っている。
そして天国の生き物、全てが黄金で出来ており、まるでファンタジーの世界そのものなのだ。
下層に於いては、山の裾の広々とした草原の至るところに立ち上る煙。
その煙を囲む一団とは別に、青々とした草原の至るところで輪をつくるようにしてダンスに興じる男女。
まるで、ハイキングにでも来ているような感じで楽しむことのできる層なのである。
そして、
人間界に降りている魂の楽園、安らぎの世界は、大変穏やかな明るいところ。
ここに棲む皆様はお侍さんや商やのご主人と、大きなお屋敷に住まわれている方々ばかりでなのである。
当然、揉め事などは皆無ですれ違うヒト、すれ違うヒト皆笑顔で挨拶を交わす本当に穏やかなところなのだ。
ふる里は先祖が暮らす集落が点々と弧を描いたように佇んでいる。
そこの大通りには人が溢れるほど行きかっているのだ。
その遥か下の山の麓。
ここで目覚める魂は、人間界に未練を残したまま死んで逝ったものたちなのである。
その下には、怨霊の棲みかがある。
ここは、生前恨みのあった人間に復讐ができる、霊界でも唯一の場所なのだ。
霊界は平坦なところから、山の麓の薄暗い場所から真っ暗闇の谷底まで続いている。
そして一番下に地獄がある。
霊界の、山の中腹にある真っ暗闇のところで暮らす魂は、死後目覚めると、ここに居たと言う方々ばかりなのだ。
ここのヒトビト(魂)は生前殺されたか自殺された方々なのである。
所謂、普通の死に方をされた方々は死後、故郷に帰るのだが、殺された方々の魂は自分の意思に関係なくこの血臭のする暗闇の中で目覚めるのだ。
だから、ここは殺されたり自殺したものが怨念と化し集まっているところでもあるのだ。
そして殺された時の痛みや悔しさを思い出し、怨霊となって自分を殺した相手に重(憑依)なり復讐をするのである。
それが、所謂前世の因縁、怨霊と言う訳だ。
自分を殺した相手は、人間界に誕生している魂ばかりが暮らす集落に棲んでいるのでそこまで這って逝き掴まえてくる。
そして自分を殺したヤツを見つける訳だが、なぜかその場所に入ると自分を殺した相手が直ぐに分かると云う。
なぜ分かるのか?は、怨霊たちも分からないと云う。
そこでその相手に近づき掴まえて(重なり)そのまま下に引きずって降りると云う。
一旦重なると、重なられた相手は一切身動き出来なくなると云う。
この重なるを人間界ではとり憑くと表現するが、あの世では重なると言うのである。
それは、あの世のヒトビトの身体は殆ど透明であるため掴むことなどできない。
だから重なると云うか一体となると云うのである。
その復讐の仕方は前世で自分が殺された時と同じ殺され方をするように仕組むのである。
そして掴まえた相手の魂を通じて人間界に誕生した身体を自分の思うように操るのである。
また、一旦怨霊の林に引きずり込まれると二度と元の場所に戻ることはできない。
それは、人間界に降りている魂ばかりが集まる集落は、殺されたモノからすると這って逝ける程近くなのだが、引きずり込まれたものからすると遥か上になるからだ。
だから、幾ら上に向かって昇っても絶対逃げる事はできないと云う。
そして最後は地獄へと落とされる運命となる。
怨霊に落とされる地獄とは、歩けど歩けど真っ暗闇の中で未来永劫に渡って歩き続けなければならないところなのである。
だから一度でも人間を殺したり自害させたりするとあの世でもこの世でも二度と助かる事はないのだ
故に、人間界に降りている魂ばかりが暮らす魂の楽園、安らぎの世界は悪い人間は一人もいないのである。
悪いことをした人間は全員下に落とされて逝くからである。
そして二度と人間界に誕生する事はなくなる。
それでかどうか、特に最近、ふる里に帰れるヒトが少なくなって来たらしい、と最近亡くなった知人が云う。
現在の人間界は前世で犯した罪の報復をされている方々が大半をしめている。
所謂、悩みの多い人、精神的な病やガン・脳溢血・奇病難病等、肉体的に重篤な病に侵されている方々の魂は全て前世の因縁に掴まっていると思っても間違いはないのである。
それらの疾患は全て霊障から来ているものであるからだ。
と言うことは、皆さんこのままでは大変な事態となる運命にあると言っても過言ではないと云うことなのだ。
怨霊の巣窟は殺された連中の復讐する場ともいえる。
だから、と云ってはなんだが、霊界は殺されたものたちが復讐をしやすいように全て仕組まれているのである。
それに面白いのは、怨霊に掴まっていながら人間界に身体が誕生するという事だ。
殺された魂が言うには、自分にも分からないうちに掴まえている相手の頭に突然紐が伸びると言う。
その紐の行き先は故郷の先祖へと繋がっている、と。
所謂、死霊と生霊の違いは頭をみれば分かると云うのだ。
そして、怨霊は魂の目から常に人間界を監視している、と云う。
だから、ある程度、分別がつく大人に近づくと復讐を始めると云うのである。
その復讐の仕方が先ほど記載しているように、自分が殺された時と同じような状況に追い込み殺す、或いは自殺するように仕組むのだと云う。
私が記す事は全て霊界のものから直接訊いたことである。
また、最近気づいたのだが、人間界に降りている裕福な魂ばかりが暮らす集落は、人間界に身体が誕生しようとしている魂ばかりが集まるところでもあった。
と云うのも、現在の故郷(霊界)では人間界に降りたくない、と降りるのを拒否する魂ばかりだと訊く。
と云うのも、人間界はイヤなことばかりだから、と。
喧嘩、事件、事故、災害等々が多すぎるからだ、と。
所謂、人間界の身体や心が傷つくと魂の身体も心も傷つき苦しむからだ。
故に、特別な場所をつくり優遇せざるを得ないと云うことになり特別な場所を与えられたのだ。
しかし、現在人間界に降りている多くの方々の魂は怨霊に囚われているが、元々は故郷から降りているのだ。
その後、故郷より上に人間界に降りる方々ばかりが暮らす集落ができたと云うことのようだ。
で結局、現在の人間がとり憑かれるようになったのは人間界に降りている方々ばかりが暮らす集落である、魂の楽園、安らぎの世界ができる前と云う事になる。